コーヒーの焙煎
焙煎(ロースト)によって、コーヒー豆本来の特性を最大限に引き出します。
刻一刻と変化する生豆の状態を見極めながら、
苦味、酸味、甘みといった、コーヒー豆が持つ味の要素をバランスよく整え、
豊かな香りを引き出すのが、職人 樋口 精一の熟練技術です。
品質管理部門において、適宜カップテスト(ティスティング)を行って、
微妙な焙煎度合を調整し、最高の状態でご提供します。
おいしい、その一言のために
世界各国の品質基準をクリアした
トップレベルの豆を仕入れ、
熟練の技と勘で、豆が持つポテンシャルを
余すところなく引き出す。
豆の性質、気温、水分含有量などを手がかりに、
豆の香り、ハゼる音、
・・・コーヒー豆の声に耳を傾ける。
五感を研ぎすまし、最高の瞬間を見極める。
「おいしい」その一言のために、
誰かのためのたった一杯に、
熱い心を注ぎ込む。
コーヒーの焙煎
コーヒーの世界は、食の世界と同じであると考えています。
原材料がよくなければ、おいしいものは生まれません。
コーヒーの原材料「生豆」の品質がどうなのかということです。
たとえば、お米。
こしひかり、ササニシキ、あきたこまち、きらら397、
地元の岐阜では、はつしもなど、いろいろな品種により、粘り気、甘み、香りに違いがあります。
また、コシヒカリをとっても、新潟県魚沼産、富山産、三重県産など、味わい、おいしさに違いがあります。
それは、同じ品種でも、育った環境が異なるからです。
コーヒーにも同じことがいえます。
弊社では、生豆の仕入れにあたり、生産履歴が明確なものを選び、
まずサンプルを取り寄せて、生豆の状態を確認し、テストローストし、信頼できる情報と経験から判断して仕入れを決定しています。
食の世界の調理にあたるのが、焙煎(ロースト)です。
素材をどのようにアレンジし、おいしさを表現するのか、
深煎り、中深煎り、中煎り、浅煎り・・・焙煎の仕方、焙煎度合いによって、味の表現は大きく変わります。
珈琲工房ひぐちは、コーヒーの味わいを最大限に表現する焙煎を、日々試行錯誤しています。
ひと口めは苦味、ふた口めにはやわらかな苦味とコク、だんだん冷めてきたときに、少しの酸味と甘みがあらわれ、
飲み終わりの心地よさが表現できるように努めています。
一杯のカップの液体が、時間とともに温度が下がっていくとき、
味覚として感じ取れるものが変化し、トータルとして、味わいのある一杯でありたいと考えます。
"from seed to cup"
このトータルな過程が、おいしいコーヒーを作ると考えています。
次世代型焙煎機ローリングスマートロースター
珈琲工房ひぐちでは、フジローヤル焙煎機 R-105型(5kg仕様)に加え、
アメリカ サンフランシスコ LoringSmartRoast社が開発した次世代型焙煎機
ローリング スマートロースター Kestrel S35(35kg仕様)を1機導入しています。
エネルギーを効率よく使用することで、環境に可能な限り負荷をかけず、
スペシャルティコーヒーの繊細な要素を最大限に引き出す焙煎を可能にする、
次世代型焙煎機です。
ローリング スマートロースター スペシャルサイト
また、サンプルロースターとして、フジローヤル COFFEE DISCOVERYを設置し、
テストローストに使用しています。
Kestrel S35